リフォームの共和

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2023.06.20スタッフブログ

長野市A様邸のリノベーション解体~基礎補修

⻑野市にある築 40 年 ⽊造住宅(2階建 36.1 坪)のリノベーションを今回ご紹介します。

 

① ご家族のライフスタイルの変化に合わせた間取り替え
② 耐震性向上
③ 新しい設備へ機器交換
というご依頼に沿って施工していきます。

 

 

現地調査

 

既存の間取りは、南側に縁側と和室。北側に浴室と台所などの⽔まわりが配置されています。ちょうどリフォームをお考えになるお宅に多い間取りです。

現基準と照らし合わせて耐震性チェックをしていきます。A様宅は昭和56年以前の建築のため、現在の耐震基準に適合していませんでした。隅々まで現況調査を実施して、補強箇所を決めていきます。

<現地調査の様⼦>

 

内観、外観だけでなく、基礎や床下、⼩屋裏の状況も確認します。 今回のリノベーションは、「⻑期優良住宅化リフォーム助成⾦」が活用できる、耐震性や省エネ性、劣化対策、維持しやすさの向上を併せて行うことで、施工もお得になりました。
リフォーム時にはぜひ「助成金」についてもご相談ください。

 

解体⼯事

 

引越し作業の後はいよいよ解体⼯事が始まります。 今回は外壁と屋根以外は全て解体しました。再利⽤したい部分を残して新たな住まいに変えられるのも、リフォームの良い点ですね!
少し時間がかかりますが、全て⼿作業で「残す部分」と「撤去する部分」を分別しながら丁寧に解体をしていきます。天井、壁、床が撤去され、⼟台や柱、梁の⾻組みだけになりました。 もともとあった断熱材は、断熱性能が低いため撤去します。

 

防蟻処理

 

解体が終わったところで、構造上で重要な部材と⼟壌には防腐・防蟻剤を散布します。これから安⼼して過ごしていただけるように隠れてしまう部分もしっかり施⼯することが⼤切です。

 

劣化のしにくく、お手入れのしやすい家へ

 

バス、トイレ、キッチンにつながる給⽔、給湯の配管です。昔の鉄製の配管は、経年劣化のサビなどによって、配管が脆くなり⽔漏れの原因に。新しい樹脂製の配管へ交換します。ちなみに、⻘が⽔。⾚がお湯の配管になります。

見た目にも判断しやすくメンテナンスもより簡単になりました。

 

 

元あった基礎の補修

 

建物を⽀える基礎にひび割れがあったのでしっかりと補修します。耐震補強を行う上でも、基礎の状態は⼤切なポイントです。原因は様々ありますが、ここから⾬⽔が入ると鉄筋が錆びてしまい基礎の強度が低下してしまう可能性があります。今回はひび割れ箇所にエポキシ樹脂を注⼊し、⾬⽔の侵⼊を防ぐ⽅法で補修を⾏いました。

〈ひび割れ箇所とエポキシ樹脂注⼊後の状況〉

 

屋根瓦の積み替え

 

⽡は劣化や破損が起きにくく耐久性がとても⾼いので、メンテナンス性に優れた屋根材です。 ただ、屋根の頂部は、経年によるズレや破損によって⾬漏りが生じやすい部分です。棟部の積み上げに使⽤していた“葺き⼟”と呼ばれる⼟を撤去し、現在の施⼯⽅法で積み替えます。これで⾬漏りの⼼配もなくなります。

次回は⻑野市にある築 40 年 ⽊造住宅(2階建 36.1 坪)のリノベーションの「耐震補強と断熱工事」をご紹介します。

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